1月に愛犬mayが老衰で他界して 今日で、人間界で言うところの49日
おそらく、15~17歳 mayは、我が家で2代目の保健所保護犬だった。
一代目merryが他界してから49日に
ペットロス的になっていた我が家に 愛護団体の方から、
我が家に良いと思うワンちゃんがいるのだけれど、と お声がけをいただいた。
1代目のmerryは推定9歳で他界。
シェパードと何かのミックスらしい。
慢性肺炎だった為なのか、
コンビニの前に置き去りにされていた所を保健所に保護されたそうだ。
我が家に空き巣が入り、直ぐに大きなワンちゃんが欲しいと、
愛護団体にお願いした所、大きなワンちゃんがいますと。
躾もきちんと出来ていて、温厚な良いワンちゃんです。
でも、2日後に処分が決定されているので、直ぐに会いに来てください。
との事。
主人と娘が会いに行き、気に入ってそのまま引き取って来た。
推定5~6歳位。 ちょっと衝撃的な出会いだった。
merryは人間を信じていないのか、生きるという気持ちがあまり感じられなかった。
吠える事もなく、感情表現も無く、この犬は、吠えられない犬なのかと思っていた。
1年程過ぎたある日、突然ワンと1回だけ吠えた。
大きな声だった。
よく吠えたね。声出していいんだよ、と家族皆 喜び、今迄以上に話しかけた。
それから徐々に表情が出て来て、少し甘えん坊になった。嬉しかった。
体重も、来た時は25キロ位のガリガリだったのが、丁度良い程の32キロになった。
私たち家族が、信頼される迄に1年かかったんだなと感じた。
不思議な事に癒されて行く犬と一緒にいる私たちのほうが、癒されている感じがした。
最後は慢性肺炎の限界まで生ききってくれた。
とても我儘になって家族とお別れしていった。
2代目mayは始めて会った時、躾もきちんと出来ていて、
笑顔(の様に見える)が素敵なワンちゃんだった。 推定6~7歳くらい。
人が行くと、直ぐにお腹を見せて何もしません、言う事聞きます、という行動をした。
一見すると、人懐こい様に見える。
脱走クセが有るので、気を付けて下さいとの事。
傘とか、箒とか、棒状の物を人間が手にすると、異様に怯えた。
どうやら、棒状の様な物で虐待的な事をされていたらしい。
そのせいなのか、始めのうちは隙を見つけては脱走されてしまった。
そのうち、脱走しても家の近くにいるだけになって来て、段々と脱走を忘れたようだ。
棒状の物に対しての怯えはやはり1年位続いた。
段々に良くはなって行ったが、最期まで、とっさ的に ビクッとしていた。
認知が始まり、我関せず、自分に素直に過ごすようになった。
オテ も お預け も 気が向かないとやらなくなった。
とても穏やかで、人(犬)なつこく散歩に通る沢山のワンちゃんとお友達だったようだ。
最期は家族皆が帰宅するのを待ち一人 一人の声かけに、それぞれ大きくしっぽを振っていた。
仔犬から我が家にいる3代目のMWも一緒にお見送りをした。
今ではこの3代目が我が家の癒し担当を一手に引き受けてくれている。
人とワンちゃんを一緒にしたら叱られてしまうかもしれないが、
辛かった記憶も、トラウマも全て無くしてしまう事は出来ないかも
しれない、けれど 他者との関わりで信頼を持つ事が出来た時
今の自分と未来の自分は変えていくことが出来るんだなと感じた。
そして、癒されていく過程を寄り添っている
私自身がより、癒されているんだなと感じる。