SSブログ

素敵な青年 [何気ない日々の中で]

大阪に出かけた帰路を飛行機にしてみた。
しかも、関空から成田


空港内をスーツケースガラガラ引きながら歩いていると
ちょっとした旅行気分

飛行機の座席はなんと、一番前
小さい飛行機なので、乗務員の方が
着席していると向かい合っている。

乗客の搭乗から出発まで、とても忙しそう。
各自が自分の仕事をテキパキとこなしている。でも楽しそう。

その昔、ドジでマヌケな…なんて
ドラマがあったが、この場にいたら大変だな~なんて

思いながら見ていた。

ふと、隣を見ると若い青年
やはり忙しそうな様子を見ていた。

「忙しそうね。」と声をかけて見ると「ほんとに」と。

その青年は阪大 工学部の1年生で、春休みを利用し

東京の兄の所へ、

そこからまたヨーロッパにいる知人の所へ行くそうだ。

私もすっかり、以前の職場であった大学の教務課のおばさん気分で
色々とお話しさせてもらった。

この青年も素敵だが、ご両親も素敵だなと感じた。

親に、勉強、勉強と言われた事がほとんど無く、部活にしても、

バイトにしても、やりたい事やらせてくれた。

今の大学も自分が行きたいと思って受験した、有機化学を学びたい、

大学院まで行き、活かせる仕事をしたい。

その為に、まだ思いが固まっていないのでしっかりしなくちゃ、と
19歳、なんて活き活きしてるんだろうと感じた。

大学職員時代 学生の悩みを聞く機会が多くあった。

悩んでいる学生の多くは大学に入る事を目指して来た。
親の敷いたレールを進み
遊ぶ事もなく、横にそれる事もなく見事に大学に入学した。

入学した途端にレールがなくなり何して良いのかわからなくなる。

大学に在籍している意味を見出せず通学しなくなりやがて退学…

また、中には進路までレールを敷いている事もある。

幸か不幸か、途中で自分のしたい事が見つかった場合、

親の希望に従うか、自分の希望に進むかで

子どもはこんなに心を痛めているのかと感じた。

どの親御さんも、子どもに対する愛情は深く、悪い親御さんはいない。

どの子どもも、親に対する感謝の気持ちをもった素敵な学生。

ただ、何かが少しずれてしまった。

そんな事を思い出しながら
親にもしっかり感謝している素敵な青年と話し込んでいたら
あっという間に成田に到着。

この青年に感謝しながら、

日本にもこんな若者がいるならまだまだ大丈夫。

なんて一人で勝ってに嬉しい気持ちになっていた。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Copyright © セラピーカウンセリング『心に耳を傾ける』 All Rights Reserved.
当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます
Designed by KAETENテンプレート
TV電話

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。