雪の日の午後 出掛ける用事がある。
スタッドレスタイヤにしてある車は
主人が仕事で乗って行ってる。
私の小さい車はノーマルタイヤ。
これでは無理だ。
駅まで8分程の道を歩いた。
何だか、わりと楽しい。
タイヤの轍を歩いていると
反対からくる方と鉢合わせ。
道をよけて譲り、お気を付けてと
言うと、ありがとう、おたく様も気を付けて、と。
駅に着くと、構内までの道の雪かきをしている駅の方に、
ご苦労様です、と声をかけると、ご苦労様、お気を付けて、とかえってくる。
そんな会話が何だか嬉しい。
何か異なる環境になると、声を掛け合いやすいのだろうか。
私の子どもの頃は、夕方ちょと遅くまで遊んでいると、早く帰りなさい。
とか、一人でポツンとしていると、
何処から来たんだい、なんて声をかけてくれた知らない大人が沢山いた。
今は声をかけるのをちょと躊躇してしまう世の中になっちゃったなと、
何だか寂しい。
ほんの少しだけ、いつもと違うな、とか あれ?
と感じた時に躊躇なく声を掛け合える世の中にならなくちゃなと思った。
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